
さて、今回もやろうか。
一曲中に解るsola第十一話。今回の曲はこれだ。
田村ゆかり、通称ゆかりん、または般若さんが歌ってる曲です。
とってもいい曲で、心が洗われます。
2曲目以降はそのシングルのカップリング2曲。それもなかなかいいですが、この記事は一曲中に把握出来るように仕組むつもりです。
さあ、星空のSpicaを再生してください。
これを聴きながら、鬱アニメ、solaをごらんください。
そこには日常があった。
ただし、今となっては無用な、知識だけが宿る当事者が数名、いた。
某学校に依人の姿は無かった。いつものように、屋上に寝そべって空を写真に収めているのだ。
真名は思うのだ。あの晩、決着をつけに一人で出向いた依人を。
強張った表情をしていた。なのに、いざ翌日になった今には普通に登校し、いつも通り。私にも何も話さないの? そういった、不貞腐れた気分にもなった。
また、心底不安でならなかった。
なるたけ平穏に近づいたつもりだった。
屋上でやはり写真を撮ってる依人。「先生が、これじゃ来ても来てなくても変わらないじゃないかって」そう報告することによって少し普段の会話にも近づけたつもりだった。
「今日は空気が澄んでいるから」
今は違いは解らないが、夕方になればよく解るのだとか。
依人によると、日によって太陽の周りが熔け込んでいくため、まるで同じに見えてもそれは違うものらしいのだ。それは、微妙に。そう、依人のように。依人の絶境を彼女は知らないから、その秘められた暗喩に気付く術すらもたないのだが。
ついぞ、真名は尋ねてしまった。この前、一体何があったのだ、と。尋ね文句は遮られたが。
何も訊かないでくれ、と先に断られたのだった。
優しく断ったから、真名はすんなり手を引いた。そう思えた。だが、緊迫の糸は緩んでいたようだった。
順応力は高いのよ? と、遠まわしに促進してきた。
そのうち、真名は激昂した。「少しは人の気持ちも考えなさいよ!」と絶叫するのだった。
駆け足に屋上から去っていく真名。その背を見て、依人はもう落ち込むこともなく、ただ優しく微笑んだ。
彼は真名のことを考えるから、だから言えないのだから。
真名はいつもの依人に戻って欲しいからこそ怒鳴ったのだ。だが、真を明かすと、依人は依人ですらないのだから。そして、蒼乃が悪者になってしまうから。
真名は今の依人しか知らない。だから、別に心情的にも構わないと言ってくれるのかもしれない。だが、そうはいかないのが依人側の気持ちだった。そういった意味では、確かに身を守るために何も言わなかったのかも解らない。
ただ、依人はいつもの優しい依人の感性ではあったのだ。
知識人、真名には見えない姿だったようだが。
蒼乃は料理をしていた。そこで思い返すのは昨日と今朝のことだ。
真っ暗な家の中、壁にもたれて俯く蒼乃のもとに帰ってきた依人は悠然とした表情だった。何事もなかったような、そんな表情だった。
でも、蒼乃は知っている。痛みを知っている。隠せるわけはなく、また隠すつもりもなかった。
どこに行ってたのか訊かれたので、依人は素直に茉莉と逢っていた、とカミングアウトした。全てを教えてもらった、と。自分を知っている、と。
しかし、仕打ちがあると思っていただろう蒼乃は拍子抜けするほどだった。依人はそれを受け入れ、姉さんに幸せになってほしいから、と言うのだ。
事実、翌日依人は普通に蒼乃に話しかけ、普通に接して普通に学校に行った。
依人は日常を選んだ。
それを茉莉から伝えに聞く鬚と繭子。繭子が言う通り、それは哀しい選択、辛い選択だった。
また、彼女達も辛い道を行こうとしている。
繭子と鬚はここにいる理由もないのだから、街を出るというのだった。
ただ、刀身だけは茉莉の手にあった。
こよりに引越しする、という蒼乃。
とても遠い所、過去も、思い出もとどかないくらいに。
その通告は、つまり別れの言葉であり、もう来てはいけないということくらいは幼女にも理解が出来た。
思いに耽ったままレストランにある真名。
一人空気の違う真名だが、その動揺はかなり強靭な蹌踉となった。
というのも、いつものようにからかおうとする友人の言葉に、鼻につくものがあったのだ。
「もしかして、また〜」
と、何か恋人関連的な、そんなちょっかいのつもりだったのだろう。
依人のことだと思った真名は依人の様子が変だと訴えたのだった。
すると、友人3人は皆それぞれ顔を見合わせ、「誰?」というのだった。
このときの真名の反応は、憤怒だった。
店をずかずかと出て、どこかに行ってしまった。友人は何があったのか解らず、不思議と首を捻っていた。
夕刻だ。
橋の中腹に立つ真名。その背中に、驚かすつもりはなかったのだが、手を置いたのは先程の友人の一人だった。
少し相談を聞いてもらう真名は再び依人の名前を出す。
すると、また白を切るのだ。「さっきも言ってたよね、誰?」
今回は空気があった。そんな冗談を言う空気ではなかった。
そこまで愚かな友人でもなかった。
本当に彼女は同じクラスの彼を知らなかった。
これまで何度も不可解なことを体験してきた真名である。
友人の記憶から、自分の知っている人物が消えるのが、そりゃもう、ただ事じゃない気がしたから。
それどころか、もっと深刻だった。携帯電話の写真を引き鉄に友人に見せようとした真名だったが、その携帯を自分で見てとんでもないことに気がついた。
写真から、森宮姉弟が、消えていた。
だから、真名は走った。
休みもせずに走って、必死に辿り着いた場所は、学校の屋上だった。日の沈みかけていた頃のことである。
今朝と同じ位置だ。ずっと空を撮っていたのだろうか、とにかく、そこに依人がいて安心した。よかった、幽霊じゃない、知ってる依人だ、と。
綺麗な夕日。夕方になれば解ると言っていたその美しさが燦爛と輝いていた。
依人に手を差し出す真名。握って、と依人に訴える。
依人はその手を摑み、ようやく立った。
良かった、幽霊じゃない。ちゃんと触れる。
ちゃんと、依人の体温を感じ取れる。
その安堵からだった。
自然と、涙が溢れてきていた。
依人から伝わってくる体温が、優しかった。
涙は止まらず、依人は優しく頭を撫でてくれた。
だから、より真名は泣いた。
どこにも、行かないよね、と。
夕日が闇に沈んだ、そのときだったか。
依人が闇に紛れた。
「あれ? 私、どうして泣いているんだろう? どうして涙が止まらないのだろう?」
真名は疑問を持った。
つまり、真名の記憶に、もう依人は存在してはいなかった。
それが、本人も知らない別れだった。
夜に蒼乃の家を訪ねる者がいる。それは小さな訪問者で、折り紙を持っていた。
また、あの日の思い出のように、折り紙を教えてもらいたい、と。
それで、最後の別れにしたいと。
初めで、終わりにしたいと。
蒼乃にしても、それは唯一と言っていいほどの、小さな友人の立っての願いである。
快く、家に招きいれたのも、髄に解ろう。
この夜にも出発する。
他人の都合と乙女心を全く読まない鬚がそのチケットを取ってきたからだ。
茉莉は一人、残る。まだ決着もついてないし、もともと二人の旅だからだ。
別れは簡単な言葉の交わしで、深い友人のようだった。
同じ種族として、少なからずの好感を持っていたに違いない。
二人を少し見送った茉莉。
ふと振り返ると、そこには決意の表情をした依人が立っていた。
茉莉と二人、見ただけで、目のコンタクトで疎通をし、それは始まりの合図になった。
いい子にはなれない。
そう泣くこよりが家にいた。
別れたくない、と。引越しは嫌だ、と。
それは病院での別れより、よっぽど辛い。
でも、来るのだ、と。
お終いは、くるのだ、と。
こよりも、嫌がりつつ、理解していたから。
翌朝だったか。
深夜の遅い時間なのかも知れない。
家の玄関から、物音が響いた。
「依人?」
呼びかける蒼乃だったが、返事はない。
ただ、後ろに、家の廊下に、茉莉が立っていた。
手には剣を持って・・・・・・・・・
一曲中に解ったかな?
いい展開になってきたな。
でもこれじゃ、13話で終わっちゃいそうだ。
2クールあっても良かったのにな、このアニメは。
また、寂しいシーズンになりましたね・・・・・・
こりゃ蒼乃が死んで、依人は消えて、全て元通りEDで決まりかな?
でも、まだ茉莉は空を見てないぞ?
ハッピーエンド希望
今回の風呂
行って来ます ノシ
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